【実録! 退職物語0-2】クリエイターになりたい僕が就活を始めてから退職を決意するまでの3年間 勤務編
2015年11月20日

【実録! 退職物語0-2】クリエイターになりたい僕が就活を始めてから退職を決意するまでの3年間 勤務編

今さらですが、しばらく放置していた「実録! 退職物語」を更新します。

これの続きです。
【実録! 退職物語0-1】クリエイターになりたい僕が就活を始めてから退職を決意するまでの3年間 就活編

クリエイターになりたいと思っている人間が、覚悟の決まらないまま就職したらどうなるか。その末路を包み隠さずお伝えします。クリエイター志望の学生のみなさん、こんな風にならないように注意してくださいね!

***

僕は、就職活動を始めてから、「自分専用の就活ブログ」を書いていました。(パスワード付き非公開)
後で自分が読むことや、1年後以降に就活する友人・後輩・弟に参考にしてもらうことを想定して、他者に見せるブログのように書いていました。ほぼ、今書いているこのブログと同じスタイルです。

過去の自分の言葉は、そのブログやTwitterから引用しているものです。



【就職1年目(2014-2015)】



4月1日 自分に失望し続ける日々の始まり


地元の国立大学から新卒で入社した期待の新人、それが僕でした。
(新卒より中途で入ってくる人の方が多い)
職場の方々は本当に可愛がってくださって、傍目にはきらきらと輝いた新社会人だったことでしょう。

しかし、入社1日目のブログの記事タイトルは「入所初日から鬱なんだが……」でした\(^o^)/

○○(就職先)で一番残業が多いと言われる部署に配属になりました……。
(中略)
忙しい時は22時半とかになるそうです。
(中略)
こんなんで小説書けるか不安。
でもこれで書けないんだったら才能ないってことだし、残業ある可能性は分かってて○○に就職したんだから、ぐだぐだ言うのはやめます。
(中略)
むしろさっさと退職するために執筆頑張る、という風に感情をベクトル変換しようぜww

「残業ある可能性は分かってて」という表現には違和感を覚えるかも知れません。「残業あるのは当たり前だろ」と。
この表現には、就職先は世間から残業が少ないと思われていて、親も友人もそう思って僕を祝福していたが、僕は「そんなうまい話あるわけない、きっと残業ある」と覚悟していた、という背景があります。

「執筆」というのは、この頃はラノベ作家→マルチクリエイターという道筋を考えていたためです。

「忙しいからと言って書けないんなら才能ないんだよ」
これは就労中ずっと思っていたことで、このことを考えると今も絶望的な気持ちになります。
胸に鉛が溜まっているように感じます……。

本当にやる気と才能がある人は、どんなに忙しくたって作品を作り上げられるだろう。「休むのも職務のうち」というのは甘えじゃないのか。もちろん創作活動にうつつを抜かして本業をおろそかにするわけにはいかないが、過労死してでも作品を作りたいと思わないようなやつには、クリエイターは務まらないだろう……。

就職してからずっと、自分を嫌いになる一方でした。


4月前半 期待されているのが辛かった


22時まで残業してたら終バスに乗れないじゃんとか、他の新人は宿泊研修から直帰なのに自分は終バスまで働いたとか、愚痴が書いてありましたww

歓送迎会の時の記事もなかなかすごいww

課長や先輩によると、僕が○○課に配属されたのは、採用試験でおそらくトップクラスの成績だったからだと考えられているそうです。
(実際にそうかは分かりませんが、課長たちはそう思っているという意味です)

※後日採用試験の結果を人事課から教えてもらったら、上位1/3くらいの成績だったことが分かりました。微妙ww

○○課は激務なので優秀な人が配属されるところであり、そこに新規採用、しかも新卒で配属されるというのは、採用試験で相当優秀だったからだろう、と。
(中略)
だからかなり期待されているみたいです。
(中略)
正直めんどくさいんですが……。
勝手に優秀だと吹聴されて期待されて、厳しい環境に回されて経験値稼ぎさせられて……。僕はそんなに向上心のあるタイプではないのに、みんな僕のことを勘違いしている。

入社前から残業は覚悟していましたが、せいぜい月40時間くらいの残業しか想定していませんでした。晩ごはんも食べられないような過酷な部署があると知っていたら、○○を受けなかったかも知れません。(毎日22時まで、残業5時間として、月100時間残業……)

○○を受けたことも、実際以上・必要以上に優秀だと思われてしまったらしいことも、全部自分の責任ですが、正直人生設計がめちゃくちゃになったように感じます
地元の○○で働き、実家暮らしで悠々と小説を書こうなんて考えは甘かったのです。
こんな風に上司から期待されて、成長しろって押しつけられて、もう早く逃げたい。僕は能力が高いわけでもないし、勉強嫌いで向上心に乏しい駄目なやつなんだぞ!って言ってやりたい。本当に言ってしまったらどうなるか、怖くて言えないけど。

あと、何気にキツいのが、課長が僕を溺愛していることです……。
(中略)
でも、優秀ではないし長く働くつもりもないんだよなぁ……。

課長に限らず、職場の人はみんな年上なので、かなり可愛がってもらっていると感じます。

職場の人になんて辞職の気持ちを伝えたらいいのか、例え一生小説家にはなれず○○で働くとしても、こんなに愛してくれているのに辞めたいと思われているなんて職場の人は報われないなぁ、と心が苦しくなります……。

もう言いたい放題ですねww
めちゃくちゃになるほどの人生設計もなかっただろww
最初から辞める気満々なのも酷すぎますww

ちなみにこの課長は翌年度異動になり、退職時は違う方が課長になっていました。

4月15日には早くもこんなこと言ってます。
毎日仕事辞めたいって思ってる。こんなに自分が社会不適合者だとは思わなかった。何か病気になりそう。

情けないぞ´・ω・`


4月後半 労働環境の改善を試みるが……


自分のためだけでなく、他の職場のメンバーのためにも、勇気を出して職場の環境を改善しようと頑張っていました。
先輩を救わなければ、僕の未来も救われないんだよ。

まず、残業はきちんとつけるようにしました。
僕としては、しっかり残業報告して、人事部の人に「○○課は残業過多」「人を増やそう」と思ってもらいたいわけです。

宿泊研修時には人事課にも相談しました。
親睦会(実質飲み会だった)の時、人事課の人に会っては、職場の忙しさ、終バスで帰れないかも知れないこと、(中略)といったことを訴えましたが、「○○課は大変だよね〜」「今はどこも人手不足なんだよ」でかわされましたorz

そして労働組合に相談しました。
「どこも人手不足だから頑張れ」「正直何もしてあげられない」で終わったわ……。

しかし効果はなく、自分専用のブログに愚痴を書いて何とか気を静めていましたww
部署の人が悪いわけじゃないんだよ。
みんな早く帰りたがってると思う。課長も部下を早く帰したがっている。
でも単純に仕事量が多すぎて無理なんだ。
悪いのはうちの部署ではなく、ここに少しの人間しか配属してくれない人事課だ。


6月 焦燥感


0時に帰宅して、また愚痴ってます。
到底終バスでなんか帰れない\(^o^)/

土日は○○(仕事の準備)で潰れます\(^o^)/

ほんとどうしよう。このままだと一生ここから抜け出せないと思う。
異動は数年後だし、異動したってまた残業多いところに飛ばされる可能性が高い。


7月 無力な自分


前述の通り、人事課に忙しさをアピールをするために残業を律儀につけていたら、係長から注意されました……。
係長から「みんな残業してても、自分の都合で残っているということで残業つけないでいるんだからね」と叱られたのは結構いたたまれなかった\(^o^)/ あれちゃんとつけないといけないものかと思ってたよ……。

僕は本当に、係長含め職場の方の負担を減らしたかったのです。
30歳前後の既婚女性が、この部署にいる間は子供を生めないなんて言っているのを聞くと、本当に胸が締め付けられるようで悲しかったです。
それで出産の機会を逃してしまったら、もはや人権侵害じゃないですか。

でも僕にはどうすることもできませんでした……。


10月 「空気のような存在になりたい」


このころになるとかなり落ち込んでいますww

こんな「忙しさ自慢」ツイートをしないとやっていられなかったようです。

「自分に失望し続ける日々はもう終わりにしたい」というタイトルの記事では、こんなことを言っています。

僕がいることで、その空間が完璧でなくなるということが、美意識の高い僕には耐えがたい苦しみなのです。
空気のような存在になりたい。
すべての美しいものを、汚さず見守り続けることのできる存在に。


就職してからというもの、自分に失望し続ける人生です。
もちろん、就職しなくてもそうなったと思いますけどね。
つまり何やっても自分には失望する羽目になるわけですね。これが分相応な宿命なのです。
こんな日々は早く終わりにしたい。

自分が自分に失望するという問題は、自分で解決するしかありません。
自分でタイプじゃないと思っているタレントを、他人がいくらかわいい・かっこいいと言っても、自分の中でそのタレントの株は上がらないのと同じです。
そのタレントを「自分が」好きになるためには、自分の好みを変えるか、タレントを自分好みに育てるしかないのです。
そして幸い、「自分」は最も自分で口出しできるタレントさんなのです。

そしてとうとう―ー


12月 ついに退職を決意


「○○(職場)を辞めることを決意」という記事が書かれました。

11/30〜12/20まで1日しか休みがありませんでした\(^o^)/
本当は今日(12/21)も働く予定でしたが、馬鹿らしくなってやめました。でも天皇誕生日(12/23)は行くしかないかな……。

もう○○辞めます。決意しました。
仕事が大変というのももちろんですが、体質が僕には合わないのです。
(中略。長文で愚痴が書いてあるww)
立派な若者だったら、この腐った職場を改革してやるという闘志を燃やすのでしょうが、僕は残念ながらそこまで正義感もないし、思い入れもありません。これ以上自分を犠牲にして会社のために尽くそうとは思いません。僕の空けた席に、ここでもうまくやっていけるような、適度に手を抜くことができる人が入ればいいと思っています。

とは言え、今すぐに辞められるわけではありません。
辞めるなら辞めるなりの事前手続きが必要ですし、辞めた後どう稼いでいくかということも問題となってきます。

辞めるタイミングは、来年入ってくるであろう後輩に仕事を一通り教え終わった後、来年度の上半期末(9/30)を目標とします。上司にどう切り出すかということを考えると胃が痛いですが。

稼ぎについては、もちろん小説家デビューできればそれが一番なんですけど、当然狭き門なのでそううまくは行きません。というか仕事が忙しくて全然書けなかった……。
とりあえず、年末年始に考えるということで保留←

就職2年目の9月末で退職というのは、この時決めたことだったんですね。
初志貫徹した自分は正直偉いと思います。


2月 辞める辞めないで迷う


「仕事辞めるべきか、辞めないべきか、行ったり来たり」という記事を書いています。
口調が砕けているのは、友達へのメールのコピペだからです。

補足:
僕が務めていたところはちょっと特殊なところなので、他企業から見て前職として魅力的ではありません。そのため正規雇用の転職・再就職は難しいと思われます。

今の僕は、新卒でもなく、他企業からすれば「ホワイトな○○」ですら1年しかもたず辞めようとしているゴミ人材でしかない。新卒の就活すらうまくできなかったのに、ましてや転職なんて無理なんじゃないかと本当は思ってる。

前のブログ記事を書いてからも、仕事を続けるべきかどうか散々悩んだよ。
仕事辞めても、結局就職活動に追われて創作活動なんてできない日々が始まるだけなんじゃないかとか。
(中略)

辞めるなら早い方がいい。○○にいればいるほど、他企業から敬遠される人材になる。若い今なら、まだ希望はあるかも知れない。
(中略)

(今は実家暮らしだが、親元を離れたら正規雇用じゃないと)ヤバイかも知れない。
家賃7万円、光熱費1万円、食費2万円、通信費等1万円、住民税1万円、その他1万円として、月13万。弟の食費も入れたら15万。今月の手取り16万(住民税はまだかかってない)。
正規でこれだと、確かに非正規雇用じゃ間に合わないかも……。
家賃一人で稼ぐのは難しいな。
やっぱり仕事辞められない……。
(中略)

辞めたい、あ、でもやっぱ辞めない方がいいかも、そんな風に気持ちがぐらぐらしているのは良くない傾向だと分かってはいるのです。それって結局何ごとも成せない兆候だと思うので。
決断を先送りにすればするほど、手遅れになるのは分かっています。
(中略)

すべては自分がもっと有能なら問題にならなかったことなのです。
自分のせいなのだから、自分が傷つくのは当然ですし、甘えも救いも、ほしければすべて自分で自分に与えるものなのです。



【就職2年目(2015)】



3〜4月 激務が後押ししてくれた


超忙しかったです。おかげで踏ん切りがつきました。




4月は精神的にも辛い時期でした。
帰り道、涙をこらえるのに必死で、終電の中ではほぼ涙目。帰ってきたらマジ泣きして、「僕のせいで仕事が終わらない。無能でごめんなさい。生きてて申し訳ありません。助けてほしいけどみんな忙しいからもうどうしようもない崩壊するしかないんだうわああああ!」とか言ってましたよwww

そして「仕事続けても苦しいのなら、仕事辞めて失敗して苦しむのと何も変わらない」と思い、挑戦する勇気が出たんですよね。

何が苦しかったって、自分で自分を好きでいられなかったことです。

異動を待つ「数年」は、若者にとっては大変貴重な時間ですし、異動先がまた激務でないとは限りませんし、何より「楽なところに配属されたいな……」なんて甘いことを考えながら働き続けるとしたら、そんな自分を好きでい続けることはできないと思いました。

楽な部署に行きたいと甘ったれる自分を軽蔑しながら働き、数年後また多忙な部署に配属されて、夜の10時11時に「ああ、こんなことならもっと早く決断していればよかった。もっと若ければチャレンジできたのに、もう取り返しがつかない……」と後悔する三十路の自分が、想像できて怖かったんです。

この記事でも言っていますが、決断を後押ししてくれた多忙さは、むしろありがたかったとすら思います。


5月 そして辞意表明へ……






そして、「実録! 退職物語」本編へと続きます!
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