Zohoメール(無料)で独自ドメインのメールアドレスを作ろう!(ドメイン代のみ・レンタルサーバー不要)
2015年11月11日

Zohoメール(無料)で独自ドメインのメールアドレスを作ろう!(ドメイン代のみ・レンタルサーバー不要)

レンタルサーバー不要で、ドメイン代(年間1500円以下)だけで独自ドメインのメールアドレスを作る方法をご紹介します!


独自ドメインとは


ドメインとは、例えばYahoo!で言うと各ページのURLの最後についている「yahoo.co.jp」の部分のことで、WEBサイトの住所のようなものです。

無料ホームページや無料ブログのサービスを利用している場合、多くの場合はそのサービスからドメインを借りているので、作ったサイトのURLは「ユーザーID+サービスのドメイン」の組み合わせになっています。(ヤフーメールだとxxx@yahoo.co.jp)
それに対して、サービスのドメインを含まない自分専用のオリジナルドメインを、独自ドメインと言います。

【関連記事】
意外と簡単! 本気でネット活動するなら独自ドメインを持とう! メリットとデメリット、必要と不要の考察

独自ドメインを無料で取得することはできない(※)ので、オリジナルのメールアドレスやURLが欲しければ多少の課金は必要です。と言っても、一般的なトップレベルドメイン(.comなど)なら税込で年間1500円以内に収まります。

※厳密には、「○○.tk」というドメインは無料で取得できます。
これはニュージーランド領内の自治領「トケラウ」が、世界中の誰でも無料で「○○.tk」を使えるように開放しているものです。悪徳業者が使いまくっているので、ドメインの信用度は低いと思われます。


レンタルサーバーは今回は不要


独自ドメインを取得したら、有料のレンタルサーバーを借りてきて、WEBサイトなりメールなりを用意することが多いと思いますが、この記事で紹介する方法ならレンタルサーバーは不要です。

ちなみに、Seesaaブログは無料で独自ドメインに切り替えられます。
つまり、WordPressなどを使わず、Seesaaブログで独自ドメインを使っていくだけなら、サイト運営にもレンタルサーバーは要らないということになります。

レンタルサーバーは、ドメインと違って早い者勝ちというものではないので、必要になった時に契約すればいいと思います。


Zohoメールとは


無料メール及び無料メールホスティングサービスの名前。

「(ユーザーID)@zoho.com」というフリーメールアドレスを作成できる他、自分で独自ドメインを持っている場合は、レンタルサーバー不要で「(任意の文字列)@独自ドメイン」というメールアドレスを10個まで作成できます。

「(ユーザーID)@(メールサービス指定のドメイン。gmail.comとかyahoo.co.jpとか)」の、いわゆるフリーメールアドレスを作れるサービスはたくさんありますが、独自ドメインのメールアドレスを作れる無料のメールサービスはほとんどありません

Google AppsやOutlook.comもかつて無料で独自ドメインのメールアドレスを作ることができたのですが、現在は有料化されています。

inbox.comでは、作れる独自ドメインのメールアドレスの数が無制限ですが、海外のメールサービスなのですべて英語です。(Zohoもログイン画面やヘルプは英語ですが、少なくともメールの画面はすべて日本語です)

つまり、Zohoメールは、「無料」「独自ドメイン対応」「日本語」と3拍子揃った貴重なサービスなのです!

無料・無広告で機能を開放し続けているのは、Zohoのサービス全般(メール以外にも様々なサービスがあります)が中小企業・個人事業主をメインターゲットとしており、事業が成長して上位のサービスが必要になったときに有料版に切り替えてもらうことを狙っているためと思われます。

無料・安価のサービスについては、「その値段にすることで提供者に何のメリットがあるのか」を考えると、信頼できるかどうか判断しやすいと思います^^


まずは独自ドメインを取得


僕はお名前.comで取得しました。


キャンペーン中だったので、「○○.com」が1年目(初期費用)税抜680円でした。
普段は1年目も2年目以降も年間税抜1280円ですが、お名前.comはいつも何かしらキャンペーンをやっているので、初期費用の安さでは業界で一番だと思います。

「独自ドメインでずっと続けていくのか分からないけど、とりあえず早い者勝ちだからドメイン取っておこう」という方には、キャンペーンをやっている時のお名前.comがおすすめです。

トップレベルドメイン(「.com」とか「.net」とか)によって初期費用と更新費用が違うのでご注意ください。初期費用は安いが更新費用が高いというドメインもあります。
また、購入画面では一緒にレンタルサーバーや他のドメインを買うことを勧めてくるので、必要なものだけ購入するように注意してください

【関連記事】
独自ドメイン取得で後悔しないために! .com .net .jpどれがいい? ドメインを決めるコツは?


Zohoメールのアカウントを取得


Zohoメールで、まずは「○○@zoho.com」のメールアドレスを取得します。
https://mail.zoho.com/biz/createAcc.do

※今どうなっているか分かりませんが、僕が登録した時は初期設定だとアメリカ時間になっていたので、受信・送信日時を日本時間に手動で変更する必要があるかも知れません。

初めから独自ドメインでアカウントを作る方法もあるようですが、
https://mail.zoho.com/biz/mailsignup.do?plan=free
僕はすでに「○○@zoho.com」のメールアドレスを持っていてこの方法を試せないので、ここでは紹介しません。
せっかくなので、「○○@zoho.com」のメールアドレスも作っておいて損はないと思います。


Zohoメールに独自ドメインを設定


画像はクリックで拡大。

@お名前.comの「ドメインNavi」にログインします。
https://www.onamae.com/navi/domain.html

※多分ここからログインすれば、必要なページ直通。URLが変わって無効になっていたら上のURLからログインしてください。
https://www.onamae.com/domain/navi/menu/domain?btn_id=navi_account_domain_menutab_2


A「ドメイン設定」タブ内の「DNS関連機能の設定」をクリックします。

image.png


Bドメイン左のラジオボタンに印を入れてから「次に進む」をクリックします。

image2.png


C「DNSレコード設定を利用する」の右の「設定する」ボタンを押してください。

image3.png


Dお名前.comの方は「DNSレコード設定」というページになったと思います。
そのページはそのままに、今度は別のタブまたはブラウザを開いて、Zohoメールにアクセスしてください。


EZohoメール右上の「メールホスティングを有効にする」をクリックします。

imag0e.png


Fお名前.comで取得した独自ドメインを入力し、「ドメインの追加」ボタンを押します。

image01.png


G出てきた画面で、「その他」を選びます。

image03.png


Hすると、次のような画面が出てくるはずです。認証には「CNAME」を使います。@とAの部分にある文字をお名前.comのドメインNAVIに登録することになります。

image04.png


Iお名前.comに戻り、図のように入力してからページ下部にあるボタンを押して登録を済ませてください。

image4.png


JZohoメールに戻り、ページ下部にある「Verify by CNAME」ボタンをクリックします。(将来的にこのボタンが日本語訳されるなどして別の文字に変わるかもしれませんが、その時は「認証」とかそんな感じになると思います)


Kメールアドレスの「@」の左側の文字列を考えて入力します。

image5.png

よくあるのは「info@」「mail@」ですが、迷惑メールにも多いメールアドレスであり、悪いイメージを持たれかねないので、僕はやめました。

他には「contact@」も候補にありましたが、こういった「よくある」メールアドレスは迷惑メールが来やすいそうなので(「よくある文字列@実在するドメイン名」宛に手あたり次第迷惑メールを送ってくるらしいです)やめました。


参考:

KENのつぶやき 独自ドメイン・メールアドレスの落とし穴
http://photo.site-j.net/tubuyaki/vol256.html

Yahoo!知恵袋 迷惑メール受信拒否について mail@〜や、info@〜などから、悪質なメールが多く着ます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1059314810


「contact」の略の「con」という案もありましたが、意味が分からないメールアドレスだと思われるのも癪です。

そこで、いっそのこと、ドメイン名(rei-yumesaki.com)の前半とも被りますが、サークル名「Re:I」を取り入れてしまおうと思いました。
「:」は使えないので「ReI」にしましょう。@の左側には大文字も使えるんですよ^^ ……と思ったら、Zohoでは認識してもらえなくて普通に「rei」になりましたwww

そう、大文字は、理論上メールアドレスに使うことはできるのですが、大文字・小文字を区別せずすべて小文字に統一するメールソフト・サービスが多いので、実はあまり意味がないのです。


Lこんな画面が出てくると思います。

image6.png


個人で利用しているので、「スキップ」をクリックします。(「次へをクリックしてください」とありますが、何故か「次へ」ボタンはありません……)

次に出てくるグループの作成も「スキップ」します。


Mこんな画面が出てくると思います。

image7.png


このAとBを、お名前.comの方に登録する必要があります。またドメインNaviの「DNSレコード設定」ページに行ってください。


Nさっき「CNAME」のレコード設定をしたのと同じところから、今度は「MX」のレコード設定を行います。下の図のように入力し、AとB二つとも「追加」できたら、ページ下部の更新ボタンを押してください。

image8.png



Oお名前.comでの処理が終わったら、Zohoメールに戻って「次へ」ボタンを押してください。


P以前のメールプロバイダーからの「メールの移行」の案内が出てきますが、今回は初めて作ったメールアドレスなので「スキップ」します。他にも「モバイルアクセス」などの案内が出てきますが、不要なら「スキップ」します。


QZohoメール右上の「設定」をクリックし、差出人名やメールアカウントの関連付けを確認します。

image9.png


『Re:I』管理人 夢前黎 みたいにしたかったけど、「:」が登録できないww


R試しに送受信してみてください。問題なければこれで終了です! おつかれさまでした!


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