前回の記事で紹介した、僕が中3の時に書いたラノベの800文字あらすじを発掘したので、先行公開します。
何故そんなものがあるかというと、当時ライトノベルの新人賞に応募したからです。一次落ちでしたがww
結末まで含む盛大なネタバレなのでご注意ください。
強大な魔力を持つイルミナ族は孤独を紛らわせる為に暴れていたが、幸せを夢見て悪という概念を封印し、善良になった。五百年後、ある事からかつてのイルミナ族の姿と悪の存在を知った一族の青年は、汚い世界を変える為に覇者バイゼンとなり、イルミナ族の魔力の存在自体を罪として、彼らを滅ぼした。
五年後、十五歳となった唯一の生存者メイが、バイゼンを同族とは知らぬまま、彼と話し合う為に旅に出た。常識も魔法も知らない彼女は危うい所を剣使いの少女クラリスに助けられ、以後行動を共にする。クラリスは攫われた弟をバイゼンの手から取り戻す為にメイの魔力を利用しようと考えたのだ。
旅の途中でメイは、世の中には悪い事もあるのだという事を理解していく。また、二人の師に出会い、魔法の基礎を教わる。
シークという少年が仲間に加わり、道案内を申し出た。実は彼はバイゼンの養子で、罪悪感で苦しむバイゼンを救う為に、イルミナ族であるメイの力を借りたかったのだ。
バイゼンの城に着いた夜、彼の腹心ソアラがクラリスに話を持ちかけた。メイを騙して連れてくれば弟に会わせてやる、と。旅の中でメイが大切な存在になってきたクラリスだったが、当初の目的を優先する事にした。しかし、弟が死ぬという悲惨な結果に終わる。
真実を知って自分の存在を恐れたメイは投身自殺を図るが、義理の親の事を思い出し、無意識の内に魔法で家に帰ってしまう。そこで一か月過ごす内に彼女の心は癒えていった。メイは、自分は生きていたいのだと気付き、再びバイゼンを説得しようと決意する。
そこへ、自分達こそが正義と信じ、バイゼンを敵視する組織ルーヴァが現れた。彼らはメイを利用してバイゼンの城を攻め落とす。
失脚後、良心が痛んでメイを殺せないバイゼンは、彼女が道を外さない様に見守る事にした。メイとその仲間達は、それぞれの道を歩んでいくのだった。
正直、要約としてはよくできていると思います。確かにこんな話でした。
何故かこれでハッピーエンド風に終わるんですよね・ω・;
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posted by Rei Yumesaki at 23:00
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