他サービスへの引っ越しやWordPressへの移行を考えていなくても、ブログのバックアップを取っておくと何かと安心ですので、参考にしていただければ幸いです。
バックアップしたのはクラウド上に保存
災害などでパソコンごと壊れたら、せっかくこれまで保存してきたものが消えてしまいます。
そうならないように、バックアップしたファイルはクラウド上に保存しておくことが望ましいです。
僕はDropboxを使っています。
→Dropboxとは
→友達紹介ボーナスで500MB増量してDropboxに登録する
※こちらからDropboxに登録すると、友達紹介ボーナスで保存容量が500MB追加されます。(もしこのリンクを踏んだ時にそのサービスが終了していたら、申し訳ありませんが普通に登録してください)
↓バックアップフォルダの様子

定期的な記事データのエクスポート
これが最も重要なバックアップになります。
Seesaaブログでは「設定」からエクスポートができます。他のブログサービスでも、多分同じようなことができると思います。
1週間に1回とか、1〜2記事書いたらとか、割とこまめにやった方がいいと思います。
万が一突然ブログが丸ごと消えてしまったとしても、復旧にそれほど苦労しない程度の頻度でバックアップを取ることが大事です。
記事URL・カテゴリーページのURLをExcelにコピペ
何故そうする必要があるのかどうかは前回の記事にて。
記事タイトルと記事URLを、記事投稿のたびにExcelに保存していきます。
後の処理のしやすさを考えて、例えばA列に番号、B列にタイトル、C列にURL……というように、1記事1行にしてください。
(1記事に2行使って、上の段にタイトル、下の段にURLということをやると、後でまとめてURLの一覧「だけ」コピーすることができなくなるため)
どんな内容の記事かも簡単に説明をつけておくと、見返す時便利でしょう。
僕は、記事を書いた後Twitterに投稿する文章を、上記の例で言えばD列にコピペしてしています。
カテゴリーページの方は、それほど件数もないでしょうから、いざ移行する直前でも構いません。
画像や音楽のファイル名は半角英数字にし、フォルダごとに分けて保存する
他のブログでは知りませんが、Seesaaブログでは画像等のファイルをアップロードする際、ファイル名が日本語だと、勝手にファイル名が長い半角英数字の羅列になってしまいます。
それだとダサいし管理しにくいので、アップロード前にファイル名は半角英数字にしておくことが望ましいです。
半角英数字にしておけば、Seesaaブログの場合はファイル名が勝手に変換されることはありません。
しかし、ブログサービスによっては、半角英数字のファイル名でもアップロードした時点でID等に変換されてしまうものもあるかも知れません。
そういう場合は、また、Seesaaブログを利用していて、過去に日本語名のままアップロードしたファイルについては半角英数字の羅列のままでいいという場合は、「ファイル名が変わった後のファイル」を保存する必要性があります。
何故なら、エクスポートした記事データでは、変更後のファイル名が画像URLとして使われているからです。
残念ながら、現在Seesaaブログには、記事(文章)のエクスポート機能はありますが、画像等ファイルの一括ダウンロード機能はありません。
しかし、「画像が多すぎて、今さら1つ1つ右クリックで保存なんてしていられないよ!」という方もご安心ください! FirefoxのアドオンのScrapBookを使えば解決です。(後述します)
ブログに使ったファイルは、アップロードした通りにフォルダ分けして保存しておきます。
(Seesaaブログにはファイルのフォルダ分け機能があります。そういうのがないブログサービスをご利用の場合は関係ない話です)
僕はデフォルトの「image」フォルダの他に、素材用の「material」フォルダなども自分で作って使用しています。
そういう時は、次のようにファイルを管理します。
@バックアップフォルダ上にも「image」フォルダと「material」フォルダを作る。
Aブログ上で「image」フォルダに入れている画像は、バックアップフォルダ上でも「image」フォルダに保存する。ブログ上で「material」フォルダに入れている画像は、バックアップフォルダ上でも「material」フォルダに保存する。
↓もう一度バックアップフォルダのスクリーンショットを貼っておきますね。

(Seesaaブログの場合)画像使用時に「-thumbnail2」を使わない
Seesaaブログの場合、普通に画像を記事内に張りつけると、このようなHTMLになります。
<a href="https://ユーザーID.up.seesaa.net/フォルダ名/ファイル名.拡張子" target="_blank"><img border="0" alt="ファイル名.拡張子" src="https://ユーザーID.up.seesaa.net/フォルダ名/ファイル名-thumbnail2.拡張子" width="幅px" height="高さpx"></a>
これは、画像としては
「https://ユーザーID.up.seesaa.net/フォルダ名/ファイル名-thumbnail2.拡張子」
が表示されていて、それをクリックすると原寸大画像である
「https://ユーザーID.up.seesaa.net/フォルダ名/ファイル名.拡張子」
が表示されるという意味です。
「-thumbnail2」はSeesaaブログ側で自動生成しているサムネイル画像につく文字列です。
つまり、他のブログやWordPressに移行すると、そこには「https://ユーザーID.up.seesaa.net/フォルダ名/ファイル名-thumbnail2.拡張子」なんてファイルはないので(自分で作れば別ですが)、記事中で画像が表示されなくなってしまいます。
あの、リンク切れ画像についている「×」印だらけになるということです。
他のブログサービスやWordPressでも同じように使える記事作りを意識するなら、「-thumbnail2」を使わないようにします。
やり方は簡単で、先ほどのHTMLから「-thumbnail2」を削除するだけ。
<a href="https://ユーザーID.up.seesaa.net/フォルダ名/ファイル名.拡張子" target="_blank"><img border="0" alt="ファイル名.拡張子" src="https://ユーザーID.up.seesaa.net/フォルダ名/ファイル名-thumbnail2.拡張子" width="幅px" height="高さpx"></a>
そんなことしたら、記事内でも画像が原寸大で表示されてしまい、大きすぎるのでは? と思われるかも知れませんが、そんなことはありません。
「width="幅px" height="高さpx"」の部分でサイズを指定しておけば、その大きさに拡大縮小されて画像は表示されるんです。
じゃあ何でわざわざ、Seesaaブログは別個にサムネイル画像を生成するのか。
おそらく、通信速度や通信料の問題で、大きな画像データをブログに載せることが憚られた時代の名残でしょう。
例えば、
「https://ユーザーID.up.seesaa.net/フォルダ名/ファイル名.拡張子」
が1MBの画像で、サムネイルとして生成される
「https://ユーザーID.up.seesaa.net/フォルダ名/ファイル名-thumbnail2.拡張子」
は10KBの画像だとします。
「-thumbnail2」を使っていれば、サムネイルをクリックするまでは、閲覧者は1MBの画像を読み込む必要がありません。
しかし、「-thumbnail2」を使わないと、閲覧者はサムネイルをクリックしなくても、記事を開いた時点で1MBの画像を読み込むことになります。(指定したサイズに縮小表示されていても、データ量は原寸大と同じであるため)
今時1MBくらい大した問題じゃないですよね。動画をバンバン見まくる時代なんですから。
だから、サムネイル画像を別に用意する必要はないんです。
自分のブログ内にいくつ「-thumbnail2」があるかは簡単に分かります。エクスポートしたログをテキストとして開き、「検索」のできる文書編集ソフトで「-thumbnail2」を検索してみればいいんです。
それで結構数があるようなら、今修正しなくても構いません。
実は、移行する時にログ内の「-thumbnail2」を「」(なし)に置換すればいいだけなんです!
それでも普段ブログを書く時から「-thumbnail2」を使わないでおくメリットは、前述した(そして後述する)Firefoxのアドオン「ScrapBook」を使った時に、余計な画像ファイル(サムネイル)を保存せずに済むことです。
それを気にしないなら、後から一括置換でもいいと思います。
CSS等の保存
ブログの外観データについてもバックアップを取っておくべきです。
特にSeesaaブログはカスタマイズ性が高く、コンテンツHTMLもいじり放題なので、バックアップを取る必要性が高いです。
データが消えたり、ブログを凍結されたりしなくても、自分の編集ミスで大事なレイアウトデータを失ってしまうことは十分に考えられます。
HTMLやCSSの保存には、フリーの階層型(ツリー型)アウトラインプロセッサがおすすめです。
僕は「FitzNOTE」というフリーソフトを使っています。
【使用例】
ここまでやっておけば、万が一のことがあっても復旧は容易でしょう。
FirefoxのアドオンのScrapBookで、サイトを丸ごとPCに保存
Firefoxのアドオンの「ScrapBook」を使えば、サイトを丸ごとダウンロードすることができます。
今まで紹介してきた方法でバックアップを取っておけば、そこまでする必要はないのですが(というか、ScrapBookでサイトを丸ごとダウンロードしてあったって、そのまま復旧用ファイルになるわけではありません)、自分の手元に確かなものを残しておきたい方にはおすすめです。
また、ブログに使用している画像を一括ダウンロードする用途でも使えます。
いかがでしたか?
いくらミスったって、さすがに自分で全データを削除してしまうということはないと思いますが、運営にブログを凍結される、悪い人にブログを乗っ取られる、ブログサービスが終了するといったことは十分考えられます。
このように日頃から備えていれば、いざという時も安心です!
スポンサーリンク